- 作者: ケヴィン・ケリー,服部桂
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/07/23
- メディア: 単行本
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Kindleで買ったので読んでいるときには気付いていなかったのだが、かなり分量のある本。
中身は12個に分かれていて、Becoming, Cognifying, Flowing, Screening, Accessing, Sharing, Filtering, Remixing, Interacting, Tracking, Questioning, Beginning とそれぞれ動詞の現在分詞で書かれている。
現在分詞であることは「今まさに起こっていること」を示し、動詞であることは主語と目的語があることを示す。各章には、その主語と目的語を示す事例がたっぷりと紹介されている。
ともすれば、圧倒されかねない話ばかりだし、会社に出す資料にこんなものを書いたらば非現実と却下されること請け合い。
だが、それでも本書はあくまで楽観的に書かれている。そこがやはり読んでいて嬉しいところ。
われわれは現状も、これからも永遠の初心者なのだ(No.324)
上述の通り分量があるし、あまり読みやすいとも思わないのだけれど、それでも読んでおくべき一冊だと思う。
望むべくは、全文を電子テキスト化しておいて、Google検索のパーソナライズ部分に関連部の引用がちらっと出てくると嬉しいかな。(金払って良いからそういうサービス欲しいよホントに。)