k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2018年10月号

軍事研究 2018年 10 月号 [雑誌]

軍事研究 2018年 10 月号 [雑誌]

日本主導の次期主力戦闘機の開発(吉岡秀之)

将来戦闘機は国産で!という記事。FS-Xの経緯の説明が面白い。方針はともかく、技術的な部分の実現性の検討は別の記事待ちかな。

日本には世界レベルの「FCS-3」がある(多田智彦)

イージス・アショアについての記事。こちらも国産推奨。敵対国、特に中国がどういう方針をとるかの分析と技術対応の可否がやはりポイント。

在韓米軍撤退!日本の安全保障を直撃(福好昌治)

北朝鮮の希望通り、米朝平和協定が実現し、朝鮮戦争が正式に終結した場合の影響を分析した記事。
実のところ、「韓国はどうするつもりなのか?」に依存する部分が大きい。
日本の在韓国連軍基地もなくなるので、国連軍地位協定締結国(11カ国ある)の地位が変わるというのは知らなかった。

ロシア新国家装備計画「GPV-2027]陸軍編(小泉悠)

ロシア陸軍の装備更新解説記事。
ロシアの地上兵力は、陸軍と空挺部隊とに分けられ、陸軍が約28万、空挺部隊が4万5千と言われている。
陸軍の「共通プラットフォーム構想」については、全て統一するのではなく部隊の種類(装甲とか、軽量機械化とか)毎に共通PFから派生させた車両でまとめるということ(ストライカー旅団のイメージ)で、部隊内の利便性を高めるものだろう、と分析している。
戦術ミサイル部隊(ロケット旅団)は装備近代化が著しい。イスカンデルが北方領土に分遣される可能性も指摘。

極超音速対艦巡航ミサイルYJ-12B(田中三郎)

中国が南沙諸島に配備したYJ-12B。終末速度マッハ3で米艦を標的にする能力がある。
そうした中国の軍拡の状況を写真付きで解説する記事。西沙諸島へもYJ-12Bが配置されていると推測している。