k-takahashi's blog

個人雑記用

気乗りしない課題へのやる気を喚起する行為としてのビデオゲーム利用の検討

情報処理学会の研究会の報告だそうで、(Vol.2019-EC-51 No.13)

本研究では、必須タスクを実施する直前にビデオゲームで遊ぶことで必須タスクに取りかかるためのやる気を高めることができるという仮説を立てた。

 ホントか?と思うが、一応論文には理由も書いてはある。

普通の「ゲーミフィケーション」なら、必須タスク自体をゲーム化するのだが、この研究ではそっちには手を付けない。ゲーミファイするのに手間がかかるというのは事実なので、それがうまくいくなら確かに良い話だ。

 

で、実験をやってみたところ、残念ながらポジティブな結果は得られなかったとの報告。

ゲームをするよりも単純に休憩する方がやる気を向上させる可能性が高いこと

過剰に面白いゲームは後続タスクへのやる気を阻害する可能性があること

 結果に意外性はないが、やってみることはいいことだ。(筆頭著者はM2の学生さんらしい)