ナイトランド・クォータリーvol.16 化外の科学、悪魔の発明
- 作者: アトリエサード
- 出版社/メーカー: 書苑新社
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今回のお題は、マッドサイエンス。
「秘薬狂騒曲」(キム・ニューマン)は、ジキルとハイドネタ。あの薬を「ジキル・トニック」という強壮薬として売り出してしまおうという話。現代風なマーケティングをするシーンも出てくるが、こういうのって本当に当時から変わらないのかも。こういうところはキム・ニューマンだよなあ。
「宇宙の片隅、天才シェフのフルコース」(アンドリュー・ペン・ロマイン)は『エクリプス・フェイズ』短編。割とグロい。
「悪の信奉者」(クラーク・アシュトン・スミス)は、一元的な悪を抽出しようというマッドサイエンティストの話。道具立てが面白い。
「ダイエットやめますか? それとも人間やめますか?」(ブライアン・M・サモンズ)はゾンビネタ。タイトル通り食べ物が原因でゾンビが発生する。
今回は、食べ物・飲み物ネタが多いなと思って読んでいたのだが、編集を少し変えるらしい。やっぱり台所は大変なんだろうか。