k-takahashi's blog

個人雑記用

水運史から世界の水へ

 

水運史から世界の水へ

水運史から世界の水へ

 

 令和天皇徳仁天皇)が皇太子時代に行った講演集。

陛下は大学院時代にオックスフォードに留学していて、そのときのテーマがテムズ川の水運。水利や水関係の災害などにお詳しく、関連団体の委員や名誉総裁なども引き受けられている。そうした関連の講演を起こしたもの。ビデオを探してみたけど、正式に公開されているものはないみたい。

瀬戸内海の水運、京都(淀川、琵琶湖)の水運、江戸の開墾や玉川上水、留学時代のお話、水管理(上下水道津波対策)など水の利用について色々と解説してくれる。水運は輸送されたものを整理していく手法で、面倒なことを丹念にやっている。

後半のSDG関連だと、トイレ対策なんかは日本人は見落としがちだが、被災地のトイレ問題と思うと人ごとではない。

 

昭和天皇がヒドロ虫類、明仁上皇がハゼ。そういうのに触れる機会が多いというのもあるんだろうが、水に関わる研究が多い。