ブルーローズ・ネクサス (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/12/19
- メディア: 大型本
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テーマは好みなので、前作も遊んだことがありますが、「資料としては面白いが」というのが当時の感想でした。
朱鷺田氏って、あまりシステム作りには向いていないと思っている(パラフリのシステムには感心したものだが、そのあとはシステムとしてはどうも、というものが多い。)のだが、本作でもその感触は変わらなかった。
精神汚染のルールはさすがにエラッタが入っているものの、そもそもこういうルールを入れようというところがよく分からない。ホラー面やオカルトの暗い面をテーマにするならともかく、このゲームって「冒険活劇」RPGのはずなのに(入れたいなら、汚染でトラブルに陥ったら代わりにヒーローポイントが得られるとかして、「持ち上げるために一旦落とす」というシステムにした方がよい)。戦闘ルールも必要以上に煩雑で、どうせガンドッグ・ゼロとコンパチのシステムにするのであれば、活劇向けの簡単なルールだけにしておいて、「詳細な戦闘がやりたい人はガンドッグで」とすればよいはず。
正直なところ、読んでみても、旧版を改良しようとして別の方向に行ったがうまく行かなかった、のかな、と。余暇行動とか面白そうなんだけど。
*P083 一時的な精神汚染の項目を差し替え
『ブルーローズ:ネクサス』正誤表 2009年12月28日: 『ブルーローズ:ネクサス』サポート
強力なオーパーツに接触したり、強いアーヴァタール因子の影響を受けたりした場合、[精神汚染]の可能性があります。GMは〈精神力〉のDRを求めることができます。対象が召喚レベルを持っていればその値が目標値となります。このDRに失敗した場合、そのキャラクターは、1D9から3D9点の精神汚染を受け、(1D6−〈精神力〉のスキルレベル)ラウンドの間、NPC化します。