k-takahashi's blog

個人雑記用

総選挙

人生もそれなりに過ごしてきていると総選挙も何度も見ていることになる。そして、「これで日本は終わりだ」という戯言も何度耳にしたか忘れるくらい聞いてきた。ほざいた連中の大半はそのまま日本にいるし、別に終わったりもしなかった。

チャーチルの言葉として知られる「民主主義は最悪だ。他のあらゆる政治形態を除けば」というのは、今回の選挙でもきちんと機能した。ちゃんと民主党を政権から下ろしたのだから。(野田さんは貧乏くじ引かされた形で、ちょっと気の毒だが。)


小泉進次觔氏の当選インタビューにも出ていたが、今回の選挙は民主党が負けただけの話。自民党にはくれぐれも思い違いをしないよう望みたい。(前回の民主党はここを完全に勘違いしていた。)
何か悪の親玉みたいなものを設定しても、現実はそうではない。現実が複雑であることを認めないと、現実問題への対応はできない。この3年間の経験を活かして日本の政治システムを改善できるかどうか、選挙は終わっても政治は続く。政治家にとっても、官僚にとっても、国民にとっても。
別に革命的な変化はいらない。保守政党は革命などするべきではない。そもそも、3年間で民主党がガタガタにした部分の手直しだけで一仕事の筈。


しかし、この2回の総選挙を見ていると、小選挙区制は日本に合ってないのかな、という気がする。前回にせよ、今回にせよ、「やり方を変えてみよう」「いくらなんでも民主党は酷すぎた」という定性的なところはいいとして、結果の議席数が民意の反映とは言えないような。
この辺は専門家の分析待ちかな。