- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/01/25
- メディア: 雑誌
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『選択』(ポール・J・マコーリイ)。
環境破壊が進んだ世界でテクノロジーを巡って、というとバチガルピっぽいけれど、そのテクノロジーはエイリアン由来のものというところが一捻りしてあるところ。
少年の成長物語っぽく始まるけれど、最後は割と暗い結末。
『紙の動物園』(ケン・リュウ)。
中国ってそんなに折り紙文化あったっけ?と不思議に思ったけれど、一応中国起源説もあるにはあるらしい。
いわゆる「売られた花嫁」である母親が作る折り紙は命を持って動く折り紙だった。が息子は、母親の中国風になじめなかった。という感じの話で、最後は折り紙の命が復活し、母子は和解するというファンタジー。
『ベティ・ノックスとディクショナリ・ジョーンズ、過ぎ去りしティーンエイジに立ち返っての奇譚』(ジョン・G・ヘムリイ)。
ミリタリーSFで知られるジャック・キャンベルの別名義(というか、本名)での作品。
タイムトラベルが、過去の自分への精神転移でのみ実現した世界で、歴史改変のために過去に送り込まれた老人二人。しかし、1960年代に適応するだけでも大変で、というコメディ。
SFファン受けするのは分かるのだけれど、もうちょっと色々書き込むか、さもなければ大ネタに走って欲しかったような。
あと、『霧に橋を架けた男』は前半のみで後半は来月号待ち。(もう買ってあるけれど)