k-takahashi's blog

個人雑記用

熱中症

東京都内で今月6日に梅雨明けが発表されて以降、80代と90代の男性2人が熱中症で死亡していたことが新たに分かり、梅雨明けの発表以降、都内での熱中症による死者は少なくとも12人となりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130712/k10015995621000.html

かなりの猛暑で、しかも急に暑くなったこともあり、あちこちで死者が出るレベルになっている。


上記ニュースは高齢者の話だが、もちろん若者だって危ない。

文部科学省によりますと、平成23年までのおよそ20年間に、全国の小中学校や高校で熱中症によって死亡した児童や生徒は75人で、このうち9割にあたる69人が体育活動中に熱中症になっているということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130712/k10013005311000.html

毎年、3〜4人死んでいるということだ。

さらに屋外で体育の授業を行う際も気温が35度を超えた時点で室内での活動に切り替えるなど、子どもたちをできる限り炎天下で活動させないよう、学校運営に気を配っています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130712/k10013005311000.html

元々体調が悪かったり、持病があったりとかいう事情もあるだろうから、ゼロにするというのも難しいし、本当に突発的な事故というのも起こりえるが、こういう配慮を重ねればかなり防げるはず。


ところが、残念ながら馬鹿がいた。

埼玉大会は11日、熊谷市で最高気温38・3度を記録したのをはじめ、県内全域で酷暑となり、熱中症で倒れる球児や関係者が相次いだ。

埼玉大会で熱中症相次ぐ 熊谷38・3度 - 高校野球ニュース : nikkansports.com

熱中症による交代はチームで3人目。3回に横手優樹外野手(3年)、6回に森田京介内野手(3年)が、それぞれ暑さから両足をつり、救護室で治療を受けた。筒井一成監督(41)は「試合で倒れるなんて初めてです。何をやっているのか」とあきれ顔だった。

埼玉大会で熱中症相次ぐ 熊谷38・3度 - 高校野球ニュース : nikkansports.com

ということで、風や湿度のことまではニュースに書かれていないが、運動部の人間が3人も異常を起こすような状況だったのだから尋常ではない。監督の「何をやっているのか」というのは、この状況で試合を強攻した大会側を批判する言葉だろう。もっとも、この監督も、選手の体調をきちんとチェックして、遅くても二人目が熱中症を起こしたところで、強く試合中断を求めるべきだったと思う。(そもそも3人も倒れさせたという時点でスポーツ指導者として失格。「あきれ顔」というのも管理責任者にあるまじき態度だが、これは記者が書いたものなので詳細不明。)


死者が出る前にきちんと対応した方がいいと思う。これ、「ヒヤリハット」だよ。