k-takahashi's blog

個人雑記用

JAXA相模原キャンパス特別公開

JAXA相模原キャンパスの特別公開を、今年は7月26日(金)・27日(土)の2日間にわたって開催します。

ISAS | JAXA相模原キャンパス特別公開2013 / イベント

ということで、今年も行ってきました。

今年は筑波の友人K、フリーな友人H、新婚な友人M、さらさらな友人H、妻、私の6人と少々大所帯。

探査ロボットデモ

毎年恒例、中庭で行われる探査ロボットデモ。
 

プラズマアクチュエータ

 
プラズマを用いた気流制御の話。特に最近ニュースがあったような記憶はないのだけれど、体験型展示までしていました。

ダークマター・カレー

 
なんだ、このネタは。まあ、ネタならしょうがない、食べよう。
と思って食べたら美味しい野菜カレーでした。失礼しました。
ちなみに、ブラックカレーの真ん中にあるのはウズラのゆで卵。「どういう意味か?」と質問したら、「味の都合」だそうです。ちょっと残念。(「ゆで卵は通常の物質を意味し、ダークマターの方が多いことを示しています」とかいう返事を期待していたので。)

宇宙科学セミナー 「未来を拓くイプシロンロケットの挑戦」(森田泰弘)

イプシロンロケットプロマネの森田泰弘先生の講演。現場で撮ってきた写真やムービーを踏まえながら、熱く抱負を語っておられました。

  • ロボット知能を持ったロケットだから「ロボケット」と呼んでいる。だけど、みんな使ってくれない……(さすがに、藤子先生のマンガのことは、御存知ない様子)
  • 説明資料に、サンダーバードやウルトラホーク。ああいう、少人数で素早く運用できるのが目標。
  • 内之浦イプシロンロケットを吊り下げるクレーンの動作中警告音は「大きな栗の木の下で」
  • イプシロンの管制室の写真を披露。たしかに、パソコンが2台だけある。10人くらいの小さな部屋。
  • 来月上げるのは実験機。2号機3号機がプレ量産機のような位置づけで、4号機からが本番。ただ、このロケットについては一段目をどうするか、まだ決まっていない。H3の補助ブースターと兼用にするのかしないのか、など今後決定する。
  • 一週間で打ち上げられるはずが、今回1か月前から準備しているのは、実験機として様々な試験や確認を行うから。今でも、打ち上げるだけなら一週間でいけるはず。
  • イプシロンのにEは、"Excellence","Education","Exploration","Evolution"などの意味を込めている。さらに、数学の?-ε(イプシロン・デルタのことかな?)のような重要な要素だという意味も込めている。さらに、もう一つ意味を込めているが、それは、打ち上げ成功後の記者会見で披露する。


講演後に上映された、1964年の映画「日本の宇宙観測ロケット」。ラムダロケットのあたりになって、やっと女性が登場するんだなあ、と。今日の公開なんかだと、キャンパスには女性もたくさんいた。時代だねえ。

実物大はやぶさ


去年は「はやぶさ2」仕様でしたが、ことしは「はやぶさ」に戻ってました。

BepiColombo

再来年打ち上げ予定の水星探査機の紹介ブース。

こんな感じで軌道を紹介していましたが、なんども球がレールを外れてました。軌道制御は難しい?

ソーラー電力セイル

 
イカロス君の成功を受けて意気上がる宇宙帆船。イカロスの技術を使って巨大な太陽電池を広げ、これでイオンエンジンを動かす、木星小惑星探査計画。
面白そうだし、説明のお兄さんも気合いが入っていたけれど、先は長そう。