k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2014年2月号


特集は「天才の脳」。直感の仕組みとか、アインシュタインの脳とか。
サヴァンの能力は、左脳の機能障害を右脳で補ったり、大脳基底核で補ったり、という仮説は聞いたことがあったし、左脳の活動を電磁気的に抑えると直感が上がるとかの話も大体聞いたことのある話。


もう一つの特集は「肥満のサイエンス」。肥満度(BMI)や脂肪細胞、脂肪細胞が分泌するホルモンの悪影響とかの話。
現役の関取と引退した関取の内臓CTスキャン画像は面白い。現役の頃は内臓脂肪が少ないのに、引退すると内臓脂肪が増えて普通の肥満と同様になっている。(p.61)

インタビューは、米国立薬物濫用研究所のノラ・ボルコフ所長。薬物依存と食べ過ぎの類似性という視点で、実際ドーパミンD2受容体の減少という共通点が見つかっている。高カロリー食への依存状態というのは薬物依存と似ているところがあり、ゆえに対応も応用が効くのでは(認知行動療法など)、という話。

マッコウクジラ

脳油を固体にしたり液体に戻したりして潜水をコントロールしている、というのが40年以上前の1971年に提唱された仮説で、いまだに検証できていないというのは知らなかった。
音波で獲物を攻撃するというのも、未検証だとか。この辺は、ちょっと勘違いしていた。(とっくに検証済みだと思ってた。)