- 出版社/メーカー: ジャパン・ミリタリー・レビュー
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 雑誌
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初公開!先進技術実証機『X-2』(青木謙知)
X-2を紹介する傍ら、ステルス技術の解説記事。ちなみに、Xが付与された航空機は60年ぶりだそうだ。
どんなステルス技術があり、それらがX-2にどのように取り入れられているかを説明しており、ダイバーターがあることからマッハ2を狙っているのではと推測している。
陸自UH-Xの逆転劇は何故起きたのか?(吉岡秀之)
7年遅れの事業化となったUH-X。遅れた経緯を解説している。ベースになっているのは平成25年の報告書。
吉岡氏は事業化の教訓として、入札要綱の柔軟化、事前説明の充実、外国企業への配慮、長期展望、実地審査、などをあげている。現状では国内技術が失われてしまうとの懸念もあげている。
在日米軍の戦い『日本有事』(福好昌治)
日本有事の際の米軍の動きを分析した記事。ベースになるのは昨年改訂されたガイドラインだが、実際にはどうなるかということ。
福好氏は、中国が侵略行動を起こした場合でも住民を巻き込んでしまう可能性が高いため自衛隊が島嶼防衛で実力行使を行うのは難しく、よって米軍の出動もないと分析している。
中国総参謀部の「信息化」方隊(田中三郎)
「信息」はインフォメーションのこと。
昨年9月の軍事パレードに出てきた装備を整理しており、C4ISRが着々と実現していることが分かる。
空の防人回想録(24)(鈴木昭雄)
鈴木元航空幕僚長の連載の最終回。
殉職させた部下への追悼。そして、軍事的任務を全うするためには軍事的な組織が必要だった(のに、それを整えられなかった)と。
北朝鮮長距離ミサイル、真の脅威!(野木恵一)
今回の北朝鮮のミサイル・核実験についての解説。今までは「ミサイル実験、国際的な非難、核実験」の順だったのが、今回は核実験が先だった。
ミサイルについては、第一段が爆発したことに注目している。これは自爆装置によるものと野木氏は推測している。また、発射台が大型化していることからミサイルの更なる大型化を予想している。
但し、長距離弾道ミサイルを実用化するには、「核弾頭の小型化」「再突入試験」「最大射程試験」「発射機の移動化」が必要でもある。