- 出版社/メーカー: ジャパン・ミリタリー・レビュー
- 発売日: 2018/10/10
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
北朝鮮を監視!日本の「情報収集衛星」(鳥嶋真也)
こちらは、情報収集衛星のまとめ記事。そもそも1998年のテポドン騒動に遡り、当時発射の第一報が米軍経由のもので、それでいいのかというところから始まっている。
その後、いつもの神学論争を経てようやく四機体制が整ったのが2013年。
ただ、よく言われているとおり、運用などについては課題が多い。特に民間連携。ここは日本政府の苦手とするところだが。
イギリスの新世代戦闘機「テンペスト」(井上孝司)
ファンボロー航空ショウで発表されたイギリスの次世代戦闘機テンペスト。EU離脱関係でガリレオから閉め出されるリスクがあるなど、英国としては独仏が信用できないわけで、そうなると日本はというのが視野に入ってくる。では、日本側からみたら、共同開発の可能性は?というあたりの解説。
F-35みたいなグローバルサプライチェーンのことも考えないといけないし、そもそも共同開発のベース(コンセプトの類似、生産ワークシェア配分、採算性・価格)が成り立つかも不明な状態ではある。
二十一世紀陸上自衛隊の新体制(2)統合機動防衛力の尖兵『機動旅団』(奈良原裕也)
全国で4つの旅団が改編させる予定の「機動旅団」。改編済みの第14旅団、札幌の第11旅団(特科隊と戦車大隊が残るらしい)、帯広の第5旅団(機甲・機械化の比重が大きくなりそう)、群馬の第12旅団(空中機動部隊と位置づけ)
WORLD・IN・FOCUS(195)リムパック2018取材記(後)(菊池雅之)
菊池雅之氏のリムパックレポート。水陸機動団・第二水陸機動連隊、いせ、が参加している。海自のSBU(特殊部隊)の参加も確認できたそうだ。
「いせ」は、共同医療訓練の舞台となっている。
『防衛白書』が書いたこと、書かなかったこと(福好昌治)
「記載されていない事項を指摘」「重要な事項はコラムという形で強調される」(p.182)
「北朝鮮の核・ミサイルについて、昨年の防衛白書では「新たな段階の脅威」とされていたが、今年の防衛白書では「これまでになり重大かつ差し迫った脅威」とトーンを上げている(p.184)
「韓国に関しては、ほぼ従来通りの記述にとどまっている」(p.184)
「今年のコラムでは「強い懸念」となっており、トーンを上げている。「注目していく必要があります」という表現は削除」(p.185)
「中国軍に遠距離から移動目標を狙う技術があるのだろうか。この点を知りたいところだが、防衛白書には記述されていない」(p.186)
「今年の防衛白書では、統合機動防衛力というキャッチフレーズが消えている」(p.187)
「FMSに関わる諸課題の改善という注目すべきコラムが掲載されている。(中略) 防衛白書に政策上の問題点を記載したのは異例である」(po.190-191)
「共同訓練の機会に、米軍の艦艇に対して自衛隊の艦艇が、米軍の航空に対して自衛隊の航空機が、それぞれ一回の系に会の警護を実施した、とシルされているだけだ」(p.193)