フタリソウサ - k-takahashi's blog

少人数（プライヤーは最大二人）で遊ぶための、バディもの捜査TRPG

ちょっとシステムと演出がごちゃごちゃしていて、かなり演出部分をプレイヤーに投げている感じ。

システム的にはキーワードを集めていけばよくて、キーワードを取れるかどうかは基本的にダイス判定で手順や推理的なものはあまり要求されない。そこにプレイヤーが演出を載せて、演出は各シーン毎に「感情」という形でプレイヤーシートに回収していく。

演出優先なので、プレイヤーとGMとで「バディもの」の意識合わせがあるとスムーズに進むと思う。その意味で、「参考にしたバディもの」のリストが本書に載っていないのはちょっと、と思った。（ロール＆ロールの173号には載っている。が、これはメインルールブックに載せるべき。）

推理ものTRPGは割と事故のもとになるので、推理部分をプレイヤー能力から切り離したのはTRPGとしては一つのやりかただと思う。

「かなり演出優先」なので、そういうプレイで合わせて行くと楽しいだろう。あと、ちょっと用語の整理が足りてない部分がある（フェイズとかシーンとかサイクルとか）かな。

キャラシートなどは、こちらで電子版が公開されている。
http://www.bouken.jp/pd/2s/