k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2019年4月号

 

軍事研究 2019年 04 月号 [雑誌]

軍事研究 2019年 04 月号 [雑誌]

 

 冒頭は『笑顔のもとでプーチンの『冷たい握手』』(黒井文太郎)。黒井氏によるロシア分析記事。ロシアが北方領土返還なんかするわけないだろ、という身も蓋もない話。

 

『トランプの「MDR:ミサイル防衛見直し」』(鳥嶋真也)

1月17日発表のMDRの解説記事。「弾道のBの文字が消えた」のがポイント。まずはブーストフェイズ迎撃(F-35やUAVを使ったもの)からで、これは北朝鮮やイランを対象にしたもの。中露に対抗するには、宇宙配備型が必要になるだろうとの見方。

 

『日本の選択肢『ソフトウェアの核保有』』(山形大介)は、核抑止力をどう維持するかの解説。冷戦時代に欧米で検討された「核共有」を解説している。
日本が現物として核兵器を管理するのは現実的ではないわけで、検討や訓練をきちんと行うことからということになる。昨年9月のB-52Hと空自の共同訓練もその枠組みでとらえて、潜在敵国に対してきちんとアピールスことが大事。

 

『空自『E-2D』と新型イージス艦の共同交戦能力』(石川潤)
E2-Dの解説記事。NIFC-CAの中での位置づけで、レーダーやデータリンクをきちんとアップデートしていく必要がある。

 

『猛毒『ノビチョク』の分子構造をばらした男』(濱田昌彦)
急に知名度があがった感のある「ノビチョク」。不正確な報道も目立つということで、解説記事。化学兵器禁止条約の対象にはなっているという内容も。

 

『射撃管制レーダー照射事件』(井上孝司)は、技術面からの解説記事。

 

X18タンクボート(p.224)は、見た瞬間「え?」と思ったが、記事を読むと、インドネシアやフィリピンといった国には使えそうな装備。
http://www.tokyo-dar.com/news/4894/