敵前上陸!陸上自衛隊最大の見せ場(吉富望)
島嶼防衛能力向上の一環として2018年3月に水陸機動団が新編されたが、では、それはどうやって現場まで運ぶのか?という話。
日本が守らなくてはならない島嶼が先島嶼等だとすれば、普通に考える「母艦~水際機動」ではなく「水際~水際」も可能だろう、そのメリット・デメリットや条件は何かを解説した記事。注意点は、作戦基盤に対する対地ミサイル攻撃(中国軍の短距離弾道ミサイルや地対地巡航ミサイル)と、そもそもの船艇不足。
空母に変身する『いずも』『かが』(多田智彦)
そうするとして、具体的にはどういう改修が行われるのかの推測記事。
SRVL(斜め着陸させる)という着艦方式があり、有効そうなのだが、そのためには誘導機器が必要になる。
徹底比較!米国アムラームvs欧州ミーティア(宮脇俊幸)
AIM-120Dとミーティアの比較。得意な交戦距離が異なる(ミーティアはダクテッドロケットモーターのおかげで速度が維持されるが、発射直後はアムラームの方が速い)ので、想定される使い方に合わせるという常識的な結論。中距離ミサイルとの組み合わせも考えなくてはいけない(可能範囲が被さっていてかつ空白がないようにする)
在韓米陸軍の軍事情報航空傍受部隊(石川潤一)
SEMA(特殊電子任務機)の解説記事。要は電子偵察機。哨戒機と似たような位置づけだが運用しているのは陸軍。センサーの塊だけれど、ぱっと見はビジネス機っぽい。
排他的経済水域の守護神「哨戒艦」(井上孝司)
中期防に盛り込まれた新艦種「哨戒艦」。1000トン級、乗員30名というところぐらいしか分かっていないので、そこを推測した記事。
諸外国のOPV(外洋警備艦)をベースに日本の事情を考えると、海保の「くにがみ」をベースにして、機関砲(30mm)と機関銃(12.7mm)を装備して、センサーを充実させては、ということになるようだ。