k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2020年1月号

 

軍事研究 2020年 01 月号 [雑誌]

軍事研究 2020年 01 月号 [雑誌]

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: ジャパン・ミリタリー・レビュー
  • 発売日: 2019/12/10
  • メディア: 雑誌
 

 電子戦やサイバーについての記事が幾つか載っている。

『寒い国から送り込まれた影のないスパイ』(小泉悠)、
『サイバー電子戦のすべて(3) 海空戦場で自衛のための電子戦装置』(井上孝司)、
『最新型「KH-11」光学偵察衛星』(鳥嶋真也)、
無人電子戦機vs最強EA-18Gの進化』(石川潤一)、
サイバー攻撃には「武力」で対処すべきか』(稲葉義泰)。
最後の稲葉氏の記事が興味深く、「規模及び効果」を勘案すると状況によってはサイバー攻撃を武力攻撃と捉えるというのは認識されている(イランの核兵器開発を妨害した「スタックスネット」は武力行使であるというのは専門家の共通意見)という辺りを解説している。

 

自衛艦隊司令官(その二)』(山崎眞)では、平成11年の不審船事件が出てくる。式支援システムの換装直後だったが、MOFシステム自体に特に問題はなかったようだ。

『「戦車エース」とよばれた小隊長』(芦川淳)は、第72戦車連隊のNTC派米訓練の番外編。米軍の訓練施設の違いとかが紹介されている。NTC訓練場内部には貴重な生物(サバクゴーファーガメ)がいて、見つかると場合によっては状況ストップさせるぐらい気を使っている。一方で、気を使うけれど訓練自体はやる。アメリカ流合理主義ってところなのだろう。