3部構成になっている。
第1部はゲーム情報学の歴史を主にボードゲーム研究の面から解説。ゼロ和ゲームとは、ゲーム木とか、ゲームの複雑さとか。サーベイ論文のような感じ。
第2部は基礎理論関係で、アルゴリズムとかナッシュ均衡とかミニマックスとか。ここは理論の教科書っぽい。
第3部はデジタルゲームへの応用事例紹介で、知識表現とか、意思決定アルゴリズムとかナビゲーションAIとか。
3人の著者がそれぞれ一部ずつ書いたこともあって、割とがらっと感じが変わる。
プログラム経験があって、大学教養レベルの数学の知識が前提となっているけれど、丁寧に読めば分かると思う。というか、教科書なので丁寧に読むもの。