k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究2021年2月号

 

軍事研究 2021年 02 月号 [雑誌]

軍事研究 2021年 02 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2021/01/09
  • メディア: 雑誌
 

鬼滅の刃!『指向性エネルギー兵器』」(宮脇俊幸)。タイトルはお笑いだが、中身は日米のエネルギー兵器の最新情報。最近話題のドローンスウォームに対しては、高出力マイクロ波が有効と言われている。レーザーについても、センサーを無力化する数kW~本体を破壊する数十kWと色々あり、海軍のODIN(対センサー)は実戦配備済み、HELIOS(破壊可能)は今年運用開始。陸軍のMEHELは実証実験、MMHELは性能試験中。空軍のHELWSは実証実験中。防衛省は実験中。

 

「バイデン登場で米中対立の構図はどう変わる」(黒井文太郎)は、2020年の流血の総括、という物騒な小見出しが付いているが、昨年の記事の答え合わせになっている。ベイ・イランは予想外の展開だったが今は小康状態。しかし、火種が多い。あと中国は色々とあれだ。

 

無人/有人両用機『ファイヤーバード』」(石川潤一)は、ノースロップ・グラマンの開発した無人機だが、「有人化」できるというもの。航空条約上、無人機が飛べない地域があるが、有人機ならそこでも運用できるという話。「Optionally Piloted Vehicle」(OPV)というそうだ。

無人機だと機首部分に通信機器や制御機器を載せているが、ここをコックピットに入れ替えることができる。同機の場合、2人で2時間の作業と簡易に実行可能になっている。他にも様々なペイロード(既に22種類ある)を用意しており、多用途性もアピールしている。