k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2021年7月号

 

軍事研究 2021年 07 月号 [雑誌]

軍事研究 2021年 07 月号 [雑誌]

  • ジャパン・ミリタリー・レビュー
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 「今年2月、一斉に殺到!『火星探査機』」(鳥嶋真也)
今年2月に米、中、UAEの火星探査機が到着。これはウインドウに合わせたものだが、これで総勢10機が火星に集まっていることになる。各国の技術がそのレベルまで上がってきたということ。軍拡抑止がどうなるかはこれからの課題。

 

『フォースデザイン2030』 (北村淳)
昨年3月に公表された海兵隊改革指針「フォースデザイン2030」の解説。戦車を全廃し、ロケット砲(M-142 HIMARS)の射程300%増、HIMARS砲兵中隊を21個へ、新設の開閉沿岸連隊はHIMARSと地対艦ミサイルを運用、防空ミサイルシステム開発、など。
要は、中国の戦力が増強されたため水陸両用戦が困難となった、仮想戦域(島嶼環礁と第一列島線)に対する中国軍の接近を阻止しようというもの。
これに対抗する一番の方法が沖縄から海兵隊を追い出すこと。政治的な策動が強まっていくだろう。

 

『非情・無慈悲!ロシア軍ロボット部隊』(小泉悠)
殺傷性の無人兵器を推進するロシア。軍事パレードにも登場したウラン9が中心で、まずその解説。重量12トン、30mm機関砲装備と大型。シリアでの試験などではやはり通信確保が課題となり、となるとやはり自律化ということになる。そして、西側なら問題となるであろう巻き添え被害や誤射を気にせず推進するだろう。