k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2021年10月号

 

 特集は時間。日時計、振り子時計(ガリレオだけでなくホイヘンスサイクロイドの話題も)、クォーツ時計、原子時計光格子時計と説明。そのあとがおなじみ相対論。時空が混ざる話題は定番だが、移動速度は遅くても、空間的にスケールが大きくなると影響が出るというのはあまり見たことのなかった説明の仕方。で、エントロピーと時間の矢の話題。

ここまでやって、ビッグバンのときにエントロピーが高かったのか低かったのかという話に繋げる。(ビッグバン当時の宇宙が均一だった→均一ならエントロピーは高い)

で、量子重力理論に来て、因果力学的単体分割理論(時空に最小単位がある)とか、時間がいつ生まれたのか(宇宙と同時に生まれた説、宇宙とは独立に時間がある説)と例によってわけ分からないところへ。

 

南極観測の写真は、氷の融解についての解説記事とセット。棚氷の解け方(底面融解、表面のとけ水)の調査が重要で、これは衛星からは分からないので、現地で寒い中調査しなくてはならない。

 

短信で面白かったのは、「地球全体では流れが途絶えない永続河川より、周期的に流れがなくなる非永続河川の方が多い」というニュース。
あと、先日話題になった猫の腎臓病治療(クラウドファンディングで1.5億)もある。