k-takahashi's blog

個人雑記用

カラー・アウト・オブ・スペース

2019年の映画。原作はラブクラフトの「宇宙からの色」だが、ラブクラフトの小説の映画化にはよくあるように結構アレンジが入っている。

 

問題抱えた家族が、田舎(アーカム郊外という設定)に戻ってきて更にこじらせたところへ怪異現象(宇宙からの色の襲来)でとどめをさされるという感じの展開。次第に狂気に陥っていくところはうまく描写されているが、展開はややゆっくりめ。

もともとの問題と怪異の影響とが相互作用を来しているのは、映画としては良いのだろうが、個人的には混ぜすぎかなあと思った。

 

冒頭の、母親の快癒を願って魔術儀式を行う少女の描写は良かった(後半にもう一度似た儀式を行う描写があり、この対比も上手いと思った)。現地にやってくる調査員の名前が「ワード・フィリップス」というお遊びもあって、冒頭は良い感じ。