軍事研究 2021年12月号

軍事研究 2021年 12 月号 [雑誌]

『「北朝鮮の非核化」は幻想である 』（黒井文太郎）は北朝鮮の核ミサイル開発解説記事。10月に潜水艦から発射したミサイルはイージス艦で迎撃困難な低軌道ミサイルで、韓国を核攻撃できること意味する。他にも10月の軍事パレードで披露したミサイルは粛々と開発してきたもので、北朝鮮が着実に核武装を進めていることを示している。

『最新陸戦レーダー「G/ATOR」』（毒島刀也）は、海兵隊が導入するレーダーシステムえ、複数の任務に対応できるところがポイント。諸島防衛シナリオ（上陸し、そこで戦い、そこを維持する）では複数の任務を連続的にこなすことになり、そのためには複数の任務に対応できるレーダーシステムが必要、という話。

「戦力倍増機『MQ-25A無人タンカー＆E-2D』」（軍事情報研究会）は、空母航空団の編成についての記事。戦力の効率的運用を可能にする「戦力倍増機（Force Multiplier)」として、早期警戒機（E-2D)や無人空中給油機（MQ-25A)などが増えている。2030年想定では全体4分の1が倍増機になるのだそうだ。