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軍事研究 2022年6月号

 

軍事研究 2022年 06 月号 [雑誌]

軍事研究 2022年 06 月号 [雑誌]

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ウクライナ関係は、「ロシア軍大苦戦の理由は何か」(小泉悠)、「自由主義陣営から供与され続ける高性能兵器」(竹内修)、「米NATO極秘偵察機がロシア軍を丸裸」(石川潤一)。

小泉氏の記事は「ウクライナ軍は強固に抵抗できない」という前提に基づいていたのでという分析、竹内氏と石川氏の記事は、外国からの支援としての兵器と情報についてまとめたもの。
竹内氏の分析の中に「ゼレンスキー大統領がイスラエルアイアンドームの供与を求めたのは、今回の戦争終結後にウクライナの安全保障にイスラエルを呼び込むためでは」ということが書かれていた。戦後に向けての布石であるという意味。

これとは別に「プーチン戦争犯罪を告発する」(木村和尊)の記事があり、具体的にどのような行為が戦争犯罪となるかを解説している。どの国際法にどう違反しているのかと言う分析で、「区別原則」(戦闘員と文民を区別しなくてはならない)の違反が多いようだ。

 

ウクライナ戦争の影で核ミサイル軍拡に余念のない北朝鮮。「北朝鮮ICBM大型化を志向する理由」(藤村純佳)は、一見過剰スペックに見える「火星17」の開発理由を、1)多弾頭化、2)水爆、3)極超音速滑空弾、4)衛星打ち上げロケット、の4つあげている。(4番目は「韓国より上だぞ」ということをアピールできるということ)。記事はそのあとで、極超音速滑空弾の開発状況分析を記載している。やってるのは間違いなさそう。