特集は表紙から分かるとおり、人体について。コロナ禍で色々健康に影響が出ているわけでその関係が中心（表紙絵は座りすぎの問題ね）。他に運動不足、心の健康、軸性近視（緑内障や網膜剥離との関係）、スマホ老眼（毛様体の過労）、突発性難聴、歯周病、ピロリ菌、腸内細菌、ストレスと免疫、脳卒中（コレステロール）。最後にスマホ依存がでてきて、悪名高き久里浜を持ち出しているところが残念。
短信には、例のリュウグウのアミノ酸の話題も登場。別の隕石（オルゲイユ隕石）から見つかっていた有機物との比較（チロシンがリュウグウサンプルからは見つからなかった）も書いてある。含水鉱物と磁鉄鉱とで推定形成時期がずれていることは今後の研究を待つということで。
写真は、花火とか、ハイパーカーとか、オセアニアの動物とか。ハイパーカーは、従来のスーパーカーの延長と、レーシングカーベースのものとの2種類に分けるのか。オセアニアは火事の影響が心配。
がん治療は、武装化抗体（キャリアである抗体に、リンカー経由でペイロードを繋いでつくる）と精密医療（薬剤の効き目を精密に分析する）とプラットフォーム型開発（様々な組み合わせの薬を同一基盤で作ることで、開発の高速化と低価格化を実現）との組み合わせが興味深い。こういうのの承認はどうやるんだろう？
