k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2023年3月号

 

500号記念だそうで、たいしたものだ。図書館に入っているのをみつけて、自分で買いだしたのはもうちょっとあとだったかなあ。(安くはない雑誌だったので、マイコン関係の雑誌とどれを買うかで色々悩んだ。最終的にニュートンは親が買ってくれるようになったのだが)

読者の選んだ選集という企画があって、1位が創刊準備号なのはいいとして、2位が東日本震災と原発事故を扱った2011年6月号。そういうときに頼りになる雑誌という信頼があったということなのだろう。2017年には例の倒産騒動があったが、さすが今回の特集に関係するような話ではないな。

表紙がずらりと並んでいるのだが、顔写真が意外と少ない。ノーベル賞関係が目立つのだが、それ以上にアインシュタイン。ちょくちょく出てくる。

 

「宇宙138億年の未解決問題」は、現在の宇宙論の大きな問題の紹介記事。銀河中心ブラックホール、高エネルギー宇宙線、宇宙リチウム問題、ダークエネルギーダークマター、宇宙誕生の前、地球外生命、ハッブル・テンション、高速電磁バースト、反物質が少ない、など。

写真は、巨大科学施設、危険な魚、世界一の山十選。こういうビジュアルはニュートンの魅力。

 

短信で面白かったのが、小惑星(隕石)内の有機物ができるしくみ。今回紹介されている論文では、小惑星内部のアンモニアホルムアルデヒドなどに、放射性元素崩壊時のガンマ線が作用してアミノ酸ができると説が紹介されていた。