k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Special 10: MythBusters Holiday Special

 2006年のクリスマスシーズンに放映されたクリスマス特番。アダムとジェイミーは怪しげな機械作りに、アシスタントチームはクリスマス小ネタを3本。


 アメリカでは、「ループ・ゴールドバーグ・マシン」、日本では「ピタゴラ装置」と言った方が知られているが、やたらと複雑で手間のかかる装置を動かして遊ぶというネタがある。それのクリスマスバージョンを作ろうという話。問題は、時間。機械製作に2日、準備から撮影までをわずか1週間でやろうというのである。それも、全長30メートル、60パーツからなる装置をである。 アダムが以前作成した時には、2ヶ月以上かけたそうだが、とにかく時間の短さが最大のポイント。
 装置は2日で作ったものの、何度も動作失敗を繰り返し、結局10回以上のリトライの末にようやく成功。お疲れ様でした。


 アシスタントチームが挑んだ小ネタは3つ。クリスマスツリーの葉を綺麗に維持するには、凍った七面鳥の破壊力、電波塔で七面鳥を調理。
 クリスマスツリーを維持するにはどうすればいいか。基本的な水だけで維持する方法と、様々な民間伝承の比較。内容は、水だけ、肥料入り、漂白剤入り、炭酸医療、鎮痛剤、強壮剤、ヘアスプレーをかける、ウレタンを噴霧する。これらを施し、6週間様子を見て、落葉量と葉の色合いで比較してみた。結果は、意外にも肥料入りが一番成績が悪かった。他は水だけよりも落葉量が少なかった。色合いが一番よく維持されたのはヘアスプレーとこれもちょっと意外な結果。但し、乾燥した木にヘアスプレーをかけるときには火事に注意、らしい。
 凍った七面鳥は、重さ8キロの七面鳥を、足の模型と犬の模型の上に落としてみるという実験。わざわざ七面鳥を掴んで落とすための手まで作ってみて、あげくに力の制御に失敗してその手を破壊してしまったりと、相変わらず愉快な面々。実験に使ったゾンビ犬(にしか見えない犬の模型でした)を、獣医に持ち込んで診断して貰い、「とても助からない」とわざわざ確認していたのが面白かった。
 電波塔での調理は、TV中継車のアンテナと軍用輸送船のレーダーのところに七面鳥を置いて、加熱できるかの実験。当然、失敗に終わるが、実際に試すところがミス・バスターズ。


 実験の内容そのものよりも、ミス・バスターズのキャラクターを楽しむ回でした。上のサマリーだとあまりピンと来ないかもしれませんが、小ネタが多く、見ていて面白いエピソードでした。