k-takahashi's blog

個人雑記用

Banzai magazine 13号

BANZAIマガジン第13号 | Bonsai Games Online

付録ゲームは「ペデスタル作戦1942」と「コルフ島攻囲戦」の2つ。
記事は関連歴史記事と、島の攻囲戦についての諸記事。島の攻囲戦(着上陸戦闘)というのは、よほどのことがないと成功する(成功の見込みが相当に高くなければ実行されない)ので、それをどうゲームに落とし込むかといった実例が紹介されている。(ペデスタルは、補給船団の話なのでちょっと違うが)

硫黄島や沖縄などが典型だけれど、非対称の部分を強調した上で、攻撃側に時間・損害抑制の枷をはめてというのがゲーム化の際には必要になる(通常のシミュレーションゲーム以上に強調される)といったところ。そこを具体的なゲームで解説している記事は読んでいて面白い。

 

 

軍事研究 2022年12月号

 

軍事研究 2022年 12 月号 [雑誌]

軍事研究 2022年 12 月号 [雑誌]

  • ジャパン・ミリタリー・レビュー
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「苦境のプーチン、大規模動員発令」(小泉悠)は、ロシアの動員令の解説。今回の動員が「人間の動員」であって社会経済全体の動員ではないこと、予算手当がないことからやはり準備はなかっただろうということが解説されている。「召集令状は必ず本人に手渡さなくてはならない」という決まりがあるので、どこかへ逃げたり隠れたりという話に繋がるわけか。

 

『目的達成!中国の台湾封鎖演習』(尾形誠)では、台湾侵略を狙う中国が、8月の演習で台湾海峡中間線の無効化の既成事実化に成功し、着々と侵略の準備を進めていることを説明。また、台湾と米国で防衛ラインの認識にギャップがあることも明らかになり、この対応も必要となった。

『中国の経空を迎え撃つ台湾の防空システム』(田中三郎)は、台湾防空システムの解説。9月24日付で「天弓3」地対空ミサイルの発射拠点を17箇所追加と発表した。これは台湾全土の防空強化に繋がる。また、米国から購入するハープーンは艦艇に対するものとなる。

 

ちょっと基礎的な話であるが、『「国家安全保障戦略入門」を読む』(礒部晃一)という連載が始まった。米国防大学が2019年に公開したもの。日本の国家安全保障戦略が外交・防衛にフォーカスしたものであるのに対し、もっと広い。関連する概念や用語の説明などから解きほぐしてくれる。