国立新美術館で開催中の「ザ・ハプスブルク展」を見に行く。
ハプスブルク家600年の歴史で収蔵されたコレクションを、ウィーン美術史美術館とブダペスト国立西洋美術館からかり出した企画展で、なかなか上手いことを考えたものだと思う。
見所は大きく二つで、歴代ハプスブルク家の肖像画とカトリック守護者の立場からの宗教画。あとは、19世紀の開国時に明治天皇がフランツ・ヨーゼフ1世に送った画集が展示されている。
肖像は、基本的に写実的に書かれているもので、蒸気公式ウェブページにもある、マリア・テレジア、エリザベート、フランツ・ヨーゼフ1世、マルガリータなどが有名どころ。しかし、マリア・テレジアのウェスト細いなあ。ここだけ描き損じたのではないかと疑われるくらい、バランスが狂っている。当時の流行だったとはいえねえ。
宗教画は、エル・グレコのあのタッチで描かれた絵がなんとなく浮いていたような印象だった。
物販コーナーにはデメルが来ていました。まあ、納得。