k-takahashi's blog

個人雑記用

グーグル先生は最初から理由を知っていた

Googleの災害対応(東日本震災、台風12号)についての講演の記事が掲載されていた。

「自動車通行実績情報マップを立ち上げるのに東日本大震災では1日か2日を要しましたが、先日の台風12号では2時間で立ち上げられました。次は1時間でやります。その次は自動化します」

【CEDEC 2011】グーグルはなぜ3月11日の大震災に対応できたのか | インサイド

計画よりも適応することが大事ということです」と話していました。
小さい事からコツコツと、計画するのではなく適当する、こうした方法によって未曾有の事態に対処できることをグーグルは示しました。

【CEDEC 2011】グーグルはなぜ3月11日の大震災に対応できたのか | インサイド

この辺の発想はいかにもGoogle的だし、多分クラウドサービス系の会社はどこも似たようなメンタリティを持っていると思う。


同じ講演中にあった次の部分は、笑えると同時に深い。

「果たしてそれはグーグルの仕事なのか?」という疑問を社内からぶつけられることもあったそうです。賀沢氏は「それは自分にも分からない」と言いながら、「考えて分からないことはググレと言われている」

【CEDEC 2011】グーグルはなぜ3月11日の大震災に対応できたのか | インサイド

検索ボックスに「誰かを助ける」と入力すると入力支援で「誰かを助けるのに理由がいるかい」という候補が出てきたと紹介。これには会場も爆笑。グーグル先生は最初から理由を知っていたわけです。

【CEDEC 2011】グーグルはなぜ3月11日の大震災に対応できたのか | インサイド

Googleサジェストと言えば「夫」とかネタにされていたけれど、それが多くの人々の関心の表れだとするならば、上記のネタはまだまだ将来明るいよなと思わせてくれるエピソードだと思う。