k-takahashi's blog

個人雑記用

These Are the Voyages...

 スタートレックエンタープライズの最終回。もはやファン以外は相手にせずと割り切った作りで、そのくせ一部ファンに喧嘩を売っているようなところもあったりと、ちぐはぐ感がなくもないが、これはこれでよし。シリーズ物を続ける難しさというのはあるわけだが、なまじTNGがうまくいった(行きすぎた?)だけに、必要以上にズルズル続けてしまったという批判は確かにあたっていると思う。時間冷戦もズィンディもうまくいかなかったものな。


 実は、TNGも当初は似たようなことをやろうとした形跡がある。(TNG 第25話「恐るべき陰謀」
TNGはこれを進めず、代わりにボーグやカーデシアを生み出す。クリンゴンやロミュランといったTOSの遺産をうまく使うだけでなく、Qやロアなどシリーズを通して何度も使える相手をうまく作り出せたのがTNG成功の理由の一つだろう。そこにENTは失敗してしまった。
DS9のドミニオンやVGRのケイゾンは大きくなりすぎた感があるが、シリーズを駆動することは出来た。(ケイゾンは途中でお役ご免になってしまったけど。)ENTもそういう敵の創出を目指したのだろう。


 ラストシーンは、最初日本語で聞いていて「あれ?」と思った。NCC-1701D、NCC-1701、NX-01、の順に飛行シーンが並べられ、それに合わせて例の台詞が流れるのだが、声は一緒。気がついて英語版で聞き直したら、予想通りで、声もピカード、カーク、アーチャーのメドレーになっていた。

 と思ったら、DVDではちゃんと合わせたバージョンを出すらしい。(岸川情報はこちら