k-takahashi's blog

個人雑記用

アテネ観光

 本来であれば博物館とか美術館とか日単位で見学したいところであるが、お土産購入とかも含めて3時間くらいなのでそれはあきらめる。
 となれば、パルテノン神殿しかない。先週はなぜか公開されていなかったが、聞いてみたところ今日は普通にあいているとのこと。タクシーを使うほど慌ててはいないので、普通に歩いて出向く。


 近づいていくと、神殿の近くに人影とおぼしきものが動いているのが見える。うむ、確かに大丈夫そうだ。


 入り口に到着。確かにあいている。チケット売り場は向かいの建物なので、そちらに行きチケット購入。幾つかある歴史遺跡の共通チケットになっていて、お値段12ユーロ(日本円で1800円)。写真の右側がパルテノン用の入場券。左側に何枚か並んでいるのが、各種施設で使える共通券。

 結構きつめの階段を登っていく必要がある。距離がたいしたことないのは救いだが、ご丁寧に階段にも大理石が使われている。雨が降ったりするとかなり危ないのではないだろうか、と心配になってくる。

 さて、まずは登り切ったところにあるニケ神殿。と思ったら全面工事中でした。以前行った補修が不適切だったのでそれを全部正しく直すとか書いてあった。

 次がお待ちかね神殿本体。残念というか当然というか、神殿自体に入り込むことはできず。周りをぐるりと歩いて回る。柱は第一印象以上に大きい。周囲に大きさを比較するものがないのでぴんとこないのだが、かなりの迫力。全週に渡って改装中なのが残念だが、工事用の機材もほとんど白く塗って、無粋さを低減しようと言う努力はしているようだ。

 併設のパルテノン博物館は、当然だが、ギリシャ風彫刻がてんこ盛り。


 しかし、ここに登るとアテネ市街からその周辺が見事に一望できる。この景色を眺めるだけでも、パルテノンに来る価値があると思う。確かに、ここで何かをすれば、それはアテネ全体を考慮しながらということになるだろう。



 神殿を一回りしてから、近くにある古代アゴラへ。一見すると、あちこちに石造りの土台の跡が散らばっているだけの場所なので、まあこんなものかという感じで見学して歩く。

 付属の博物館は、壺また壺の中に他のものが展示してあるような感じだったが、一つおしろいものがあった。
 一見なんだかよく分からないが、これは陪審員の抽選装置なのだそうだ。さすがギリシャといういったところだろう。スロットにIDカード代わりの青銅製チットを挿入し、ハンドルを回すと、ランダムに黒と白のボールが出てきて、担当者が決まるという仕組みらしい。さすがに動いてはいなかったが。


 ここからシンタグマ広場へ向かったのだが、町中からちょっと見上げると、パルテノンがちらちらと目に入る。よくできているものだ。


 おみやげは、お菓子とオリーブオイル、そして妻の人の希望によるオリーブオイル石鹸。お菓子はル・ショコラ、オリーブオイルはマトゥーシュカで済ませた。(map:x23.7331y37.9763:satelite 多分この辺だったと思う。)

 さて石鹸はどうしようか、とガイドブックを眺めてみると、大きめの化粧品店があるので、そこで探してみることに。
 このホンドスセンターという化粧品店は、地階にはランジェリーとかも売られていて、男性一人で入るのには若干気が引けたのだが、入ってみれば、ちらほらと男性もいるのでちょっと安心。
 店員のお姉さんに聞いてみたが、英語が通じずしばし手間取る。別の店員さんがやってきて、案内してくれた。オリーブオイル石鹸の一角があったので、そこでチマチマと購入。


 あとは、トラムに載ってホテルに戻る。