k-takahashi's blog

個人雑記用

比叡山炎上

 昨年夏に第1話を遊んだ、クトゥルフの呼び声のミニ・キャンペーン「比叡山炎上」の第2回。今回のネタは、松永弾正久秀の爆死と平蜘蛛。
 残り時間が少ないと焦ったPC一行は、時間節約のために分離行動を始めるが、始めた途端に情報の行き違いが判明。手紙を飛ばすは、早馬を出すはの大騒ぎ。おまけに、今井宗久の行動を監視するためと称して、さらに分割。4人パーティが3つに分かれて行動したため、大混乱。いやはや、笑った。即時連絡手段の無い時代のRPGで分割行動はやはり危険でした。


 ただし、PC一行はそういう苦労の甲斐あってか、必要な情報はほぼ全て漏らさず集めた上に、某所のモンスターに至っては、呪文を使って退去に追いやる大活躍(これ、シナリオには全然そんなこと書いていないのだが)までしてしまう。一方で、景気よく黒智と修羅を上げていったPCは既にSANの上限値が50を切っているため、何度も一時的狂気に陥る羽目に。次のプレイでは、さらに増えそうなので、一時的狂気表の拡張とか探しておくことにしよう。


 この第2シナリオ(松永弾正編)のマスタリングポイントは、大きく4か所に分かれた場所を回るPCをどう管理するかだと思う。プレイヤー側が多少混乱するのは楽しみの内だが、情報が忘れ去られないようにチェックするのはマスターの仕事になる。必要な情報を出し忘れないためにチェックリストを用意しておくことと、情報を引き出すキーを管理しておくことを忘れないように。特に、プレイヤーの行動をどこまで強くコントロールするかを決めた上で(これは、スタイルや制限時間により色々だろう)、情報の提示タイミングをどこまでずらすことができるかを整理しておくことは必須。
まあ、結果はともあれ、シナリオ自体にはきちんと片が付くのであるが、プレイヤーがあえて飛ばした部分はよいとして、イージーミス的な見落としはさせないように。
 今回のプレイヤーは、きちんと全部フォローしていたので楽でした。 脱線が色々あるのは、予定時間内であれば構わないですし。


 せわしく動きすぎたせいで、文化人系のPCがちょっと活躍不足になってしまったのは、反省点。今井宗久の性格を、もっと文化人贔屓にした方がよかったかな。