先月31日に行われているはずの、ダライラマ14世の特使と北京当局の対話。
【北京31日共同】チベット亡命政府を事実上率いるチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世の特使と中国当局による今年3回目の対話が31日、北京で始まったもようだ。
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008103101000502.html
これまでの対話でチベット自治区の「高度な自治」を求めるダライ・ラマ側と、拒否する中国側とは原則論でまったくかみ合わず、今回の対話でも歩み寄る可能性はほとんどない。特使は30日に北京に到着、約5日間滞在する。
とあるように、まだ継続中。
米国務省のマコーマック報道官は31日の記者会見で、中国政府とチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使による対話再開に関して「真剣な対話であることを望む」と述べ、双方の歩み寄りを求めた。中国はチベット問題での強硬姿勢を崩しておらず、ダライ・ラマ側は対話を打ち切る可能性にも言及している。報道官は「双方の対話を米国は支持している」と語り、対話継続を促した。(ワシントン支局)
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と、ある程度注目を集めることには成功しているものの、前途は明るくない見込み。
ダライ・ラマ14世の訪日中にこの会談は終わるはず。そのあと今月半ばには亡命チベット人による会議が予定されている。どこでどういう声明が出るか。