k-takahashi's blog

個人雑記用

SFマガジン2009年1月号

S-Fマガジン 2009年 01月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2009年 01月号 [雑誌]

 ウィリアム・ギブスン特集。ニューロマンサー刊行25周年とのこと。そうか、そんなになるか。

 すでに衝撃的に新しくもなく、カルトとしてはメジャーになりすぎ、骨董品になるほど古びてもいない。<電脳空間三部作>は、もしかしたら、今いちばん読まれにくいポジションにある作品なのかもしれない。(p.62)

という指摘には、なるほどと納得。


 資料としては、「差動事典(工事中)」というディファレンス・エンジンのサポート記事が良い。


 「キオスク」(スターリング)は、年間ベスト級の面白い短編。解説にあったモノのインターネット云々よりは、シンギュラリティ到来的な読み方で楽しみました。テクノロジーによる社会と経済の変化だからいいんだ、と言い張っておこう。