k-takahashi's blog

個人雑記用

スクリプト型とAI型

TRPG のマスタリングは、シナリオデータ[1] を元に行われます。
 で、このシナリオデータってやつも、“筋書き”の有無で考えると、二種類あります。
 “筋書き”を持つ「スクリプト型」と、“筋書き”を持たない「A.I.型」です。

http://blog.talerpg.net/rpg/archives/477

大抵のマスターは両方を併用しているというところも含めて、特に異論は無いのですが、細かいところを少々。


 実際には、FPSもAI型が主流になりつつあります(例えば、「HALO」シリーズはエージェント技術でNPCを動かしていることを大々的にアピールしています)。理由は2つあって、一つはリアリティを出す、というか不自然さをできるだけ抑える必要があるから。もう一つは、フラグ管理的な手法では作成の手間がかかりすぎるから。後者は、TRPGでも同じで、様々な条件を想定してNPCの動作をあらかじめ決めておくなんて方法でシナリオを書いたら、幾ら紙幅があっても足りなくなってしまう。


 上記エントリーでいう「AI型」は、論文などでは「エージェント技術」とか「シミュレーション型」とか書かれることが多いのですが、これを取り入れた世界的ヒットゲームは「Grand Theft Auto」シリーズになると思います。というか、アメリカ産のCRPGやシミュレーションは、ほとんどこちらのタイプです。


 あと、スクリプト型(ヒューリスティックス)とAI型を使い分けるのは、PC側も同じだと思います。そして、プレイヤーの日常生活も。