k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.125 "Car vs. Rain"

 オープンカーで走っているときに雨が降り出したろうどうするか。普通は、ルーフを出す。しかし、「スピードを出せば濡れない」という意見があるが、これは本当か。
 という伝説の検証をしようと話を始める二人だが、二言目には「イカした車を運転できるんだよな」と言い続けるジェイミー。


 さて、車は借りてくれば良いが問題は雨。カリフォルニアは雨の少ない地域なのである。が、そこはもと映画関係者。あっさりと降雨マシンを手配してしまう。これは、長さ60メートルの範囲に毎時50mmの雨相当の雨を降らせられる装置である。これを利用する。
濡れ具合の判定には、ティッシュを張った板を用意した。これで簡単に測定できる。


 比較実験は、雨が降り出したタイミングでルーフを張るまでの間に助手席が濡れる具合と、スピードを出して走った場合の濡れ具合の比較。確かに、走った方が濡れていない。高速度カメラで観察してみると、座席に空気の渦ができていて確かに雨をはね飛ばしているように見える。ということで、実験結果は Plausible。ただし、"not recommended"。実験中にもなんどかスピンを起こしていたしね。



 アシスタントチームはポップコーン伝説。
 まず「爆発でポップコーンが作れる」という話。爆発ならお手の物のバスターズ。今回は、プロパンガスとクリーマーを使った二種類の爆発を用意。そこにコーンを置いてポップコーンになるかどうかを試してみる。
で、当然ながら両方失敗。クリーマーの方は、一瞬白いものが見えたがそりゃクリーマーでした。


 専門家に尋ねてみると、約230度で1分間加熱しないとはねないとのこと。爆発では時間が短すぎるらしい。ということでBusted


 さて、ここでもう一つ。ポップコーンについては、ある映画で、レーザーが家の中のコーン豆に当たり、それがポップコーン化して家を壊してしまうというシーンが出てくる。こちらは本当だろうか。
 まず、レーザーでポップコーンが作れるかの実験。大学の研究室に頼んで実験用のレーザーを貸してもらい、これをコーンに当ててみる。と見事にポップコーン化。こちらは検証できた。
では、それで家が壊せるのかということになるのだが、こちらは難航。単に豆を増やすだけだと焦げてしまうのである。ポップコーンがはじけるときの力を測定してみると、15g毎平方センチメートルとなるが、実際にはそんな数字は出ないのである。
ならばということで、加圧ピストンを使ってむりやりその圧力をポップコーンにかけてみるがその程度では家は壊れない。ということで、これはBusted


 両エピソードともできは普通だったかな。