k-takahashi's blog

個人雑記用

北京政権の侵略手順

 軍事研究誌の2010年08月号*1に中国の対外侵略の手口として、こんなまとめが書かれていた。

(1)まず、目標とする海域に漁船団が行き漁業をする。
(2)次に海洋調査船がその海域を詳細に調査する
(3)相手国の反応を見ながら、漁船の数を増やす。チャンスを見て環礁などに上陸して漁業基地や避難所を作る。場合によっては国家の標識を立てる。
(4)環礁や島の占有国の漁船などとトラブルが起これば、自国船保護を名目に海軍の艦艇を送り込む。
(5)相手が反撃してくれば、これを排除し、傍観すれば基地を拡張し高床式建造物を作り実効支配する。
この後、相手と優位に立って交渉(必ず二国間交渉)して石油やガス田探査、資源開発を行う、となっている。(pp.61-62)

で、尖閣諸島にも同様の手を使っている模様で、

7日午前10時55分ごろ、中国船のかじを左に大きく切り、立ち入り検査を実施するために停船を命じ追跡中のみずき右舷に衝突させるなどし、海上保安官の職務執行を妨害した

http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090801000852.html

中国外務省の姜瑜・副報道局長は9日の定例記者会見で、「中国はすでに漁業監視船を関係海域に派遣している」と明らかにした。
 派遣が衝突問題と直接関係しているかは明言せず、「中国漁民の生命と財産の安全確保が目的」だという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100909-00000925-yom-int

ということで、4まで来ました。

*1:

軍事研究 2010年 08月号 [雑誌]

軍事研究 2010年 08月号 [雑誌]