k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.137 Boomerang Bullet 〜3段跳弾でおだぶつ?

三段跳弾でお陀仏?

建築現場で銃を撃ったら、鉄骨に弾が当たって、キン、キン、キンと3回跳弾し、射手がやられてしまう、というストーリーがあるが、本当にそんなことは可能なのだろうか?


アダムとジェイミーが用意したのは、45口径のピストル。いかにもそういうシーンで使われそうな銃だ。さて、まず鉄板を一枚用意し、ここに45度の角度で弾丸を撃ち込む。跳弾はどのように振る舞うだろうか?
ということで実験を行ってみたが、弾丸が見事に砕け散ってしまい、反射どころではなかった。
ならばということで、フルメタルジャケット弾を用意して実験してみるが、こちらも砕けてしまう。ついには総銅の弾丸を用意するが、これも砕けてしまう。
そこで、クロム球を用意する。これだとなんとか砕けずに反射はするが、速度は大幅に低下し、3回跳弾する頃には、殺傷力をもたないレベルにまで下がってしまっていた。


鉄板が硬すぎるのではないか、と考えた二人は、鉛板やブロックを用意するが、こんどは板が壊れることでエネルギーが吸収されてしまい、やはりスピードが落ちてしまう。ということで、伝説自体はBUSTED


実験中に角度を小さくすれば速度低下は防げることが分かったので、パイプを曲げてその中に撃ってみるという実験を思いつく二人。
直径117センチの円状になるようにパイプを曲げて実験したところ、見事に成功。
ただ、これは伝説とはだいぶ違いますね。

浅い角度ならあまり速度を落とさずに跳弾するが、角度が大きくなると弾丸が砕けたり、速度が大きく下がったりしてしまうということらしい。

木のパチンコで死体を砦に投げ込めるか?

中世の伝説で、敵の立てこもる砦に伝染病で死んだ死体を投げ込むというのがある。このとき、木を曲げてその反動を使ったと言われる。そんなことは可能なのだろうか。


アシスタントチームの3人は、まず適当な針葉樹を使って実験をしてみたが、バスターの飛距離は3メートル。やはり真面目に考えないと駄目そうだ。


ということで、若木を使って、まず木の種類を検討する。結果、最適なのはベイマツと判明。


あらためて、林の中からベイマツを探しだし、一番高い木を選ぶ。これの枝を落とし、バスターを載せる篭を用意し、引っ張る。2400ポンドの力で引っ張り充分にしならせたところで発射。
バスターは見事に30メートル飛ぶが、これでは砦の壁は越えられない。ということで伝説はBUSTED


実験中にバスター君(人形)を担いで木に登るトリーを見ていて思ったのだが、伝染病で死んだ死体を担いで木に登るという想定自体が無茶だわ。