k-takahashi's blog

個人雑記用

ネット時代、人は賢くなるのか?

 今日のように常時ネットワークに接続された世界で育った若者たちは、いずれ聡明で明敏な意思決定者になる可能性が高い。ただし、じっくり良書を読み込むだけの集中力を持たない、知性に欠けた人物にならずに済めばの話だ――。

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アメリカのPew Research Centerが去年の秋にウェブで実施したアンケート(回答者1021人)の結果を公表。結果自体はそうだろうな、という内容。


20年前に行われた同様の調査では

1990年代初頭に行われた同様の調査では、オンラインテクノロジー著作権やプライバシー、既存ビジネスとの衝突が的確に予測されており、それを考えると今回の調査結果も重要な意味を持つという。

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と有用な結果が得られており、今回も期待されていたようだ。


ただ、

 回答者の多くは、注意散漫な若者たちが常時接続環境にうまく適応し、集中力を身に付けられるようにするための教育改革に賛同している。例えば、インターネットから一時的に離れさせる、瞑想や静寂の場を提供する、インターネット接続端末を持たずに外出させるといった方法を用いてだ。

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こういうのって、体験しておくのは意味があると思う。地震で電車やバスが動かなくなったときに備えて、公共交通機関無しを体験しておくとよいというのと同じような意味で。
でも、常時接続環境に適応するための教育として、ネット切り離しだの瞑想だのって、何か勘違いしているような気がする。一歩間違えば、戸塚ヨットスクールだ。


テレビや漫画が叩かれたのは半世紀ほど前のこと。本だって「自分の頭で考えずに、人の考えたことを手軽に取り込んでいる」ことに他ならない。文字や言葉だって同じ。
うまく使う方法、暗黒面に墜ちないようにする配慮、あたりを中心にすべきだと思う。