k-takahashi's blog

個人雑記用

コミケット82

三日目、例によって10時過ぎくらいに現地に到着、さすがに今日は混雑していて東館待ち行列に並ぶ。
待っている間に雨がぱらつき始める。電子機器とか財布とかをビニール袋の中に入れ、傘を広げて待つ。困ったなと思っていたら、なんと移動が始まった時点で通り雨的に雨が強まる。
コミケットでは安全のため、移動中に傘を広げることは雨傘日傘を問わず禁止されている。ということで、雨の中更新を続ける列。
幸いすぐに上がったけれど、いやはや焦った。(合羽はもう一つの鞄の中だった。)


明日から仕事なので、東館だけざっと回って撤退。(西館に宇宙塵のスペースがあるのは分かっていたのだが、今日はやはり混んでいたし。)

戦利品

今日は評論系とメカミリ。

『評価する切り口は武器』、『アニメを語る技術』

アニメ評論家、氷川竜介氏の本。本日一番の目当てはこれ。


『評価する…』は評論とは何かという話で、池袋コミュニティカレッジの講演を文書化したもの。昨日の岩崎啓眞氏の『Colorful Pieces of Games 5』にも通じるところが多く、単にネガティブなことをいうだけではダメだろう、では何をどう語れば良いのかという話が、自身の経験と深慮の上から語られている。
「評論とは」という話が中心で、アニメが出てくるのも説明の例示がほとどなのでアニメに詳しくなくても読めます。終盤に評論文を実際に作ってみるサンプルが出てきて、ここがまた評論を書く楽しさやアニメを分析していく面白さが伝わってくる文章なんですが、「シュタインズゲート」を例として使ってくれたのは幸いでした。(私が知っているアニメだったので。ときかけとの類似性とかの部分も理解出来た)
さらっと、アニメとゲームの違いみたいなことも書いてあったのも興味深い。


『アニメを語る技術』の方は雑誌連載をまとめたものだけれど、こちらは理系出身という氷川さんの経歴がうまく活かされていて、非常に理系向けの文書になっている。(受験勉強の物理とアニメ評論の関連とかですよ。)ただ、上記と異なりこちらは完全に「アニメ」の本。

ドイツ連邦試作戦車

試作と言っても本書で扱われているのは既存戦車改修と輸出用の話題。
M48はまだしも、ソ連戦車(T-54)の改造までやっていたとは。

日本液体ロケット開発史

固体ロケットに比べて液体ロケット開発のデータが少ない、という問題意識から作られた一冊。
旧海軍の魚雷からロケットエンジン、そして戦後のロケット開発へと繋がるようだ。戦後、航空機とは縁の無かったはずの三菱長崎がロケットエンジンを受注したのもこの流れかららしい。
著者本人も、まだ調べ切れていないのが気になっている様子。

ロケット紀行13

メインはH-IIA F20だけれど、ペーネミュンデ旅行記が面白かった。