k-takahashi's blog

個人雑記用

ジオキャッシング

情報処理学会誌の最新号*1の特集は観光情報学。準備、当日の行動のサポート、後日の経験共有にいたるまで、ITが使える場面は増えているという観点からの記事。(観光情報学会、なんてのがあるのは知らなかった。)


その記事の中に、ジオキャッシングというのがあった。

ジオキャッシング (geocaching) は、全地球測位システム(Global Positioning System, GPS)を利用した、地球規模で行なわれている宝探しゲームである。語原は、「地球」「大地」を意味する "geo" と、動詞としての「隠す」「畜える」を意味する "cache" を元にした造語である。
プレイの方法としてはまず、あるプレイヤーはキャッシュ(cache)と呼ばれる宝箱に見立てた容器を隠し、隠した場所の座標をGPSレシーバーで取得し、米国にあるジオキャッシングの公式サイトに隠し場所のヒントと共にその座標を登録し、公開する。その情報を見た別のプレイヤーが、公開された座標を頼りにGPSレシーバーを用いてキャッシュを捜しに行く。このように、基本的なルールとしてはいたってシンプルである。

ジオキャッシング - Wikipedia

という記載から分かるように、そもそもは宝探しゲームでこれ自体は観光用のものではない。だが、この宝の設置場所を工夫したり、ヒントの出し方を考えたり、順番を与えたり、などとうまくデザインすれば土地の魅力を訴えるツールになるということのようだ。


開始した当時と違って、今はスマホNFCなどがあるから、到達認証もやりやすくなっただろうし、その都度情報を変えたりリアルタイムに情報を送ったりと、もっと色々なやりかたがありそう。いわゆる「聖地巡礼」なんかとの相性がいいかもしれない。

*1:

情報処理2011年11月号

情報処理2011年11月号