k-takahashi's blog

個人雑記用

リチャード3世の遺骨、DNAで特定

 イギリスのレスター大学の研究チームは2月4日の記者会見で、2012年8月にイングランドレスターシャー州の駐車場で発掘された遺骨について、「リチャード3世の白骨化した遺体」であると特定、「合理的な疑いを差し挟む余地がない」と述べた。当地は、遺体が埋葬されたと伝えられる修道院の跡地にある。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130205001

DNA鑑定の根拠となったのが、

シューラー氏は歴史的文献を調べて、リチャード3世の子孫である現存の人物を2名探し当てた。1人はロンドン在住の家具職人マイケル・イブセン(Michael Ibsen)氏。もう1人は匿名を希望している。
 キング氏は2人からDNAサンプルを採取し、遺骨から採取したサンプルと比較した。「両者は一致している。リチャード3世と考えて間違いない」。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130205001

ということで、子孫を見つけ出し、その子孫とDNAを比較したというところ。


以前、ツタンカーメンのミイラを同定しようというテレビ番組(http://d.hatena.ne.jp/k-takahashi/20100416/1271564662, http://d.hatena.ne.jp/k-takahashi/20100502/1272814614)があったが、あの番組では、複数のミイラをDNA鑑定することで親子関係を見つけ出し、それを文献とつきあわせてどれが誰だかを推定していた。
今回のは子孫が2人ということで、それで足りるのか?というのがちょっと気になるが、その辺は科学雑誌とかにちゃんと出るだろうから、それを待ちますか。