k-takahashi's blog

個人雑記用

成し遂げプログラム

ドラえもんの体内には、セワシの意向に反する言動を取ると、たちまち厳罰が与えられる「成し遂げプログラム」が組み込まれており、これは本作独自の設定だ

「すてきな未来が来るんだぜ」と言う 映画「STAND BY ME ドラえもん」 山崎貴、八木竜一共同監督インタビュー (3/5ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

そういう道具があっても不思議ではないが、

考案した山崎監督は「ドラえもんの葛藤がしっかりと描けるし、のび太との出会いと別れを効果的に表現できる。最初はドラえもんのび太と一緒に暮らすことを嫌がり、友情を育んだ後半はのび太と別れたくないのに未来へ帰らねばならなくなる。便利な装置でしょう」と狙いを説明した。

「すてきな未来が来るんだぜ」と言う 映画「STAND BY ME ドラえもん」 山崎貴、八木竜一共同監督インタビュー (4/5ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

それは違うでしょう。


決意を無理矢理守らせる道具はドラえもんに幾つも出てくるけれど、「良さそうなものだが、実はとんでもない結果になる」とか「悪意で使ったけれど、逆の結果になる」とかが基本。ドラえもんがSFギャグ・冒険ものであるのだから、そういうことになる。
冒険やギャグの結果として友情がわき出てくることはあるが、お涙演出のために妙な設定追加するのはあまり賛成できない。連載の節目(よく言われるのが、小学六年生の年度末には餞になるようなエピソードが出てくる、というやつ)とか、たまにそういうのが入ることはあるが、あくまで変化球という扱いのはず。


トヨタの設定ねじ曲げにも通じるけれど、制作側の都合のために安易に設定に手を入れるのは格好悪い。