夕食:シュウマイ、積ん読:8冊
しばらく暖かいと思っていたら、今日は微妙に肌寒い。
春と言えば春な陽気。
ナイトランド・クォータリー 24号
特集としては「多世界」なのだが、読んだ印象としてはシェアード・ワールドものの見方という感じ。冒頭が「シーブズ・ワールド」だもんな。
加えて、「個人・社会・世界 ゲームはいかにしてこの三者を結合してきたか」とう評論がある。本稿のターゲットはスマホゲーのストーリー(エピソード)作りだが、それをシェアード・ワールドの考えと繋げている。どうやって、世界観に沿った個人の物語(それは、かつては小説であったし、今はスマホゲーで大きな需要がある)を作れば良いかということになる。文中に出てくるローダンもあるし、前世紀の終わり頃から出てきた米テレビシリーズの群像劇パターンの方法論にもつなるのだろう。
小説として面白かったのは、ビュスチエを纏うドワーフ菓子職人が活躍する『七種の焼き菓子』(マリア・ハスキンズ)、タイトルだけでおいおいと思ってしまい、文字が世界を侵蝕する様子を描いた『ホルヘ・ルイス・ボルヘスによる「フランツ・カフカ」』(アルヴィン・グリーンバーグ)。
ロール&ロール 198
スピコピは、スチームパンカーズの日本拡張「ハイカラー・ジャパン」。プレイ自体はなんどか見かけたストーリーで、もっとシステムによったリプレイの方がありがたかったかも。
クトゥルフは狂気の扱いかたについてのキーパー向けガイド。「はい、おわり」では面白くないよね、というもの。プレイヤーも読んでおくとよい(提案のベースにできる)。
エクリプス・フェイズは、偽装亡命の手伝いシナリオ。ダークデイズドライブは、モルカーねた。インセインは近江屋事件。
安田先生のコラムはフランスゲーム大賞の候補作紹介。この辺もコロナ禍でだいぶ混乱している模様。あとドイツ→フランスという流れのものはどうしても、「え?今から?」となってしまうというのは実際あるね。
受賞自体は「ミクロマクロ」「ザ・クルー」だったそうで。