k-takahashi's blog

個人雑記用

歓迎会

 今回の会合のスポンサーであるHuawei社主催の歓迎会が開催された。正直なところ、遅れ気味の議事を進めた方が良いような気もするのだが、せっかくなので。


 第一部は、シンセンの中国民族文化村(China Folk Culture Villages)なる施設で、メインの出し物である "Dancing with the Dragon and the Phoenix"なるショーの見学。中国の古い伝説を幾つか組み合わせた創世神話ストーリーを基にしたアトラクション。仕掛け舞台(縦横30メートル、高さ15メートルくらいか?)の上で踊りとアクロバットが披露される。
 


 これが意外にモダンで完成度が高い。いや、アメリカの異常進化した舞台アトラクションや、日本のTDR/USJクラスのものを期待されるとちょっと苦しいが、大陸中国的押しつけがましさとも香港・台湾風の退廃的雰囲気とも無縁の、健全・王道路線のアトラクションになっていた。水で霧を作り、ライトを使って空間に色を浮かび出させるという手法自体はよくあるものだが、それでトンネル風の空間を作り、その真ん中に不死鳥に扮した役者さんをつり下げて手前に動かしてくる演出とか結構見応えある場面も多かった。あとは、中国的人海戦術で広い舞台を埋め尽くす様なんかも、北朝鮮・北京的な演出でないものを見ようとすると珍しいかもしれない。

 歌や台詞は中国語だが、解説は、英語・日本語・韓国語でも表示される。ということは、そういう観光客が多いということなのだろう。ただ、日本からの観光客がわざわざ見るほどのものかというと、それは少々疑問ではある。観光で中国に来たのなら、もうちょっと中国っぽいアトラクションを探した方いいと思う。しかし、こういうものを作るのに金をかけ、こういうものを見るのに金を払うという文化があるのは実に好ましいことだと思う。聞いてみたら、シンセンでは結構な人気スポットとのこと。少なくとも、私はこのアトラクションを見て、シンセンへの好感度があがったよ。

 その後でレストランで食事。料理は中華なのだが、いわゆる南方系の味付けでやたらに辛くてスパイシーなものだらけ。時々混ざるのならともかく、こういうのばっかりだとつらい。
 シンセン風の味付けではないということで少々安心したが、次回があるなら、レストランは変えて欲しいな、と。