ディスカバリーチャンネル、2006年製作の "Ultimate Cruise Ship: building "FREEDOM OF THE SEAS" の日本語版。
全長339メートル、排水量16万トンの FREEDOM OF THE SEAS号（http://www.freedomoftheseas.com/ 日本の旅行会社による紹介はhttp://www.mikicruise.jp/ua-rci/）の建造ドキュメンタリー。 いわゆるブロック工法で作られた船なのだが、パーツ数は35万2千にも及ぶ。番組中では「巨人用レゴ」とか言っていた。以前見た別の客船（ボイジャー・オブ・ザ・シー）のドキュメントの時と比べて、更にモジュール化は進んでいるようで、客室モジュールなんかは、家具やトイレも全部組み込み済みで作成して保管しておき、組み立ては1室分30〜60分くらいで済ませてしまう。それにしても、ケーブル類が多いこと。
進水後にプロペラ軸のベアリングに問題が見つかったが、既に建造ドック(ノルウェーのAkerという造船所）では別の船の建造が始まっているため使えず、ハンブルグのドックで修理することになった。なんでも、ビスマルクの造船に使われたドックらしい。
テストに「船を傾けて航行した時に、非常扉がきちんと閉まるか？」という項目があり、これをやっていたら、客室で汚水が逆流して部屋が汚れてしまった、というアクシデントがあったとかいう話も紹介されていた。こういう細かいエピソードも楽しい。
最新の船の紹介なので、楽しめました。こういうのは、乗った船とか最新の船とかがいいですね。
