k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 69: 22,000-Foot Fall

 邦題は、「6800m上空からの生還」。第二次大戦中に、B17の銃手が高度22000フィートから落下したが、たまたま真下に落ちた1000ポンド爆弾の爆風により落下速度が弱まり、無事に生還したという伝説の検証。「番組史上最大の爆発だ」とはじめる前から盛り上がる二人。

 伝説に依れば、銃手はパラシュートを付けておらず、フランス国内の駅の上に落下、駅は総ガラス天井だったという。ということで、22000フィートから落とす方法、ガラス屋根、爆弾、人形、の準備が必要となり早速作業開始。
 さて22000フィートから実際に落とすことができるわけもない。そこで、人間が落下するときの終端速度である時速190キロを得るには何メートル上げればいいかを計算、すると150メートルから落とせばよいことが分かる。これなら気球で持ち上げて落とすことができる。
 ガラス屋根はジェイミーが制作。爆弾はアダムが調達。ちなみに、爆薬だけで230キロになる。人形はアシスタントチームが弾道ゼラチンで作成し、テッドと命名した。

 さて、次は実験装置の準備。爆薬の量が半端でないので、砂漠の真ん中に設置することになる。ここにガラス屋根の建物をくみ上げ、屋根の下の爆弾を設置。ここからワイヤーを出し、気球に繋ぐ。すると気球と建物の間にワイヤーを張ることができ、テッドはこのワイヤーに沿って滑り落ちてくることになる。

 ここまで準備したところで、気温が高くなり過ぎ、作業者の疲労と高温による爆薬の安全性への影響とを鑑み実験は延期。
 翌明け方から作業を開始するが、気球の準備でトラブルが発生、またも実験のチャンスを逸してしまう。おまけにテッドは溶け始めてしまう。かなり高温のようだ。
 今回は、かなり慎重に進めている様子がうかがえる。番組に映っていないが、その辺をチェックするスタッフがいるのだろう。

 3日目にようやく実験決行。テッドが落下し、その直後に大爆発。ところがテッドは途中でワイヤーから外れてしまい離れたところに落下。実験自体は完全とはいかなかった。しかし、爆心地の周囲を調べてみると、建物の破片が猛烈な勢いで広がった証拠が見つかる。当然こんなところにいたら命はない。ということでbusted


 アシスタントチームは、電灯をこまめに消すよりも、付けっぱなしにしておいた方が電力の節約になる、という伝説の検証。バスターチームでは、ジェイミーがこまめに電灯を消して歩いているらしいのだが、なんとこの伝説、エジソンが電灯を発明した頃からあるのだそうだ。

 実験方法は、まず5種類の電灯を付けっぱなしにしておいた場合の電力消費量を測定(LED灯の電力消費がものすごく少ない)。次に、点灯時に必要になる電力量を測定。そして、連続点灯何秒分が点灯時に必要になるかを計算してみた。すると普通の電灯では1秒未満。最大の蛍光灯でも23秒という結果が出た。つまり、蛍光灯であっても23秒以上消しておくのであれば、付け消しする方が付けっぱなしよりも節約になるということ。

 次に、耐久性の確認実験だが、これは少々お粗末で、2分おきに点灯・消灯を繰り返す実験を6週間続けたら、LED灯以外は全て切れてしまったという結果。どのくらい差がでるのかは分からず終い。まあ、途中はチェックしなかったのだろう。

 グラントに電気実験の弟子入りをしたキャリーが色々奮闘していたが、知識の幅広さではまだまだ及ばないようだ。