一人ひとりに「終戦の瞬間」があった。国際的に正式な降伏の日なら9月2日だ。今日から死者に思いをはせるお盆休みという人も多いだろう。終戦関連の報道もヤマ場を迎える。一斉に行われる鎮魂に水を差すつもりは全くない。ただ、歴史を整理する中で、こぼれ落ちるものがある。そのことは忘れずにいたい。
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歴史研究や資料分析の時に、情報の伝達の問題を意識するのは非常に大切なことで、そこを見落とすととんでもない誤解のもとになる。そこはよい。
が、「国際的に正式な降伏の日なら9月2日だ。」とはまた随分不用意な言い方をしている。これって、8月15日以降のソ連による対日侵略を正当化することになりかねないんだが、そこまで考慮しているのだろうか。単なる印象で言うのだが、なんか、今年に入った辺りから日経に妙な議論が載ることが増えているような気がする。
