k-takahashi's blog

個人雑記用

レールガン

 Wiredに和訳記事が載っていました(http://wiredvision.jp/news/200802/2008020421.html)が、もうちょっと詳しい記事(で、多分もともとの出所は同じ)が先月号の軍事研究(2008年2月号)に載っていたので、参考までに引用しておきます。

 米海軍は、海兵隊の揚陸作戦支援を想定した水上戦闘艦からの対地攻撃の運用で、重量15kgの砲弾を初速2500m/秒(約マッハ7)、発射速度6〜12発/分で発射し、大気圏外に達する最高点50万フィート(152km)を経由して約六分で距離200海里(370km)以上を飛翔させ、終速約1700m/秒(約マッハ5)で弾着させるとしている。このために電磁レール砲実用機では、発射時に64MJの砲口エネルギーが必要であるという(p.30)

 記事中にある2回の実験ではそれぞれ、0.8MJ、7.4MJのエネルギーだったそうなので、まだ10倍ほどあげないといけない。実用化はもう少し先になるのでしょう。ちなみに、現状の米軍の発表では、最初の海上試験は2016年の予定(エネルギーは32MJ)だそうです。


 同記事を読む限りだと、レーザーを使った迎撃兵器の方が早く実用化しそうな感じで、ちょっと意外でした。